天職を見つける

転職は「やりたいこと」から探すと失敗する。天職の見つけ方を徹底解説

やべっち(@yabecchi312)です!

 

今は、転職が当たり前の時代になったからこそ、自分の個性がわからない、やりたいことってなんだろうと考えるようになりました。そんな悩みを持っていると、信念や目的を持って仕事に熱中している人がより輝いて見えるようになります。

 

特に、職場の人間関係や労働環境、給料が低くて転職を考えている方は、やりたい仕事や向いている仕事を探します。しかし、心から楽しいと思える熱中できる天職を見つけるためには、「やりたいこと」から仕事を探すと見つかりません。

今回は、私が今まで散々個性や仕事に関する本を読み漁って研究してきた、天職を見つけるためのシンプルな思考法をお伝えします。

 

▼以下の記事で自己分析についての全体象をお伝えしています。

「天職」を見つけるための自己分析は4つのステップで簡単にできる

「自分の個性がわからない」という問題を発生した根本的な理由

「自分の個性がわからない」という悩みを持つ人は、今の時代だからこそ起きるようになった悩みです。

理由は、自分で人生の選択ができるようになったことです。

 

一昔前は、一つの会社に就職が決まったら定年退職までその会社で働き続けるのが当たり前でした。

しかし、今は転職することが当たり前の時代になっただけでなく、インターネットによってたくさんの情報収集ができるようになりました。結果、無数の企業に就職する選択肢が増え、多くの人ともつながることができる時代になりました。

 

たくさんの人が見えるようになったからこそ、他の人と比較して自分の強みが何か、何に向いているのか、やりたいことは何かと様々に悩めるようになりました

自分の人生を自分で決められるとても良い時代である一方、自分で答えを見つけないといけない難しい時代でもあります。

 

マズローの欲求5段階を見ても、下層の「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」の3つはすでに満たされている人が多いです。

生理的欲求に関しては、無数にある飲食店で食べるものには困らず、きれいなトイレ、安心して眠れる家をほとんどの方が持っています。

安全欲求関しては、警備会社や病院、国の保険までもあらゆるものが日本に充実しています。

社会的欲求は、誰でも会社や大学、サークルといったコミュニティに属することができます。やろうと思えば、インターネットによって簡単にコミュニティに属することが可能です。

 

これら3つの欲求が当たり前のように満たされる時代になったからこそ、他者から認められたいという「承認欲求」や、自分の人生の理想を満たしたいと思う「自己実現」を追い求めるようになりました。

つまり、より「自分とは何か」について悩む時代になったということです。

ポイント

  • 個性について悩むことが当たり前の時代になった

今の時代を生き抜くためには「目的と指針」が必要

「結局、自分はどうなりたいのか」という問いに答えるなら、「幸せに生きること」です。これからどんな時代になったとしても、私達は幸せに生きていく強さが必要です。

そのためには、これさえあれば幸せに生きていけるという、人生の「目的と指針」が必要です。

 

自分の人生は、親が決めるものでもなく、周りが決めるものでもありません。会社や働き方、無数にある人生の生き方からすべて、自分が勇気を持って人生の道を選択していかないといけません。

選択するためには、基準となる「目的と指針」が必要になります。「目的と指針」がなければ、自分の選択に自信が持てません。逆に「目的と指針」があれば、どんな時代を生きたとしても目的を達成するために必要な職種を自分で選択できるようになります。

職種は時代と共に変えていかないといけません。目的と指針が定まってさえいれば、幸せに生きるためにどんなことがあっても勇気ある一歩を踏み込むことができるはずです。

 

おそらくあなたは、人生の目的を持つことの重要性には気づいているはずです。問題は「どうやって人生の目的を見つけるか」ということです。目的さえ見つけることさえできれば、目的を達成するための指針となる自分の信念も見つけることができるはずです。

ポイント

  • 幸せに生き抜くためには、判断軸となる「目的と指針」を自分で見つけていく必要がある
  • 「目的と指針」を定めて、職種は時代と共に変えていかないといけない

人生の目的は「やりたいこと」から考えるのではなく、「何を与えていきたいか」で考える

自分の人生の目的は、どんな設定でもできます。お金持ちになること、幸せな家族を築くこと、好きなことで生きていくこと、様々です。

どんな人生の目的を設定したとしても、「幸せに生きること」につながらないといけません。

 

「幸せに生きること」につながる一つの選択肢が、「貢献」です。

多くの研究や本で、達成感と幸福感を得るための最大の要因は「日々の努力が他者の生活をどれだけよいものにしているのかを実感すること」だと示しています。(引用:「向いてる仕事」を見つけよう 「人の役に立つ12の資質」から自分の強みがわかる [ トム・ラス ]

他者貢献が自分の人生を幸せにするということは、「7つの習慣」やアドラー心理学を元に書かれた「嫌われる勇気」、世界的大ベストセラーの本である「聖書」でも書かれている真理です。

 

もしあなたが以下の経験があるなら、すでに他者貢献が幸福感を与えてくれることを実感しているはずです。

  • 誰かにプレゼントをした経験がある
  • 仕事をして誰かに喜んでもらった経験がある
  • 困っている人を助けて感謝された経験がある

 

まだ誰かに何かを与えた経験がない方は、ぜひ「感謝を伝えること」から始めてみてください。

 

 

感謝を伝えると、「自分が周りに支えられている」という当たり前のことに気づけるはずです。そして、自然と自分から何かを与えられるようになりたいと思えるはずです。自分が何か与えられる存在になったとき、自分の大きな価値に気づくことができます。

また、価値を与え続ければ、自然とあなたの思いに共感してくれる素敵な仲間もできていくはずです。

 

 

仕事は、「誰かの問題を解決して報酬をもらうこと」です。本来仕事とは、自分が価値を与えることができる素晴らしい場です。さらに、お金という報酬までもらうことができます。

 

私がプログラミングスクールで勉強をしていた時も、いくらたくさん勉強をしてたとしてもITエンジニアであることを実感することはできませんでした。

結局、誰かから仕事を依頼され、自分の力で貢献し、感謝とお金という報酬をもらった時に初めて、成功体験ややりがいというものを実感することができました。仕事で誰かの役に立っていると感じることができるから、仕事が面白く感じます。

逆に、役に立てていないと思いながら仕事をするなら、どんどん申し訳無さを感じるようになります。結果、価値を発揮できていない自分に悩むようになって、社会から必要とされていないと感じます。

 

人生をかけてやりたい「貢献」には、あなたにしかできないことがあるはずです。それがあなたにしかできない「個性」であり、自分という大きな価値を実感できるようになります。

 

ポイント

  • 幸せにつながる最大の要因は「何を与えるか」にある
  • 他者貢献が幸せにつながることを実感できていない方は、感謝を伝えることから実践してみよう

人生かけてやりたい「貢献」の見つけ方

では、人生かけてやりたい「貢献」はどうやったら見つけられるのか。人生かけてやっていくことなら、「貢献度の高いこと」を設定した方が幸せを実感しやすいはずです。

「貢献度が高い」とは、「より相手が幸せに感じ、自分がやりがいを実感できること」です。それは、「自分が一番悩んできたこと」にあります。

 

例えば、貧困の国に生まれた人なら、食べ物を分け与えて貰えれば最高の喜びを感じることができます。

私が小学生のころに経験したいじめ。いじめから救ってくれる人がもしいたら、その人を一生の友と見るはずです。(いませんでしたが)

また、人生の問題に悩んでいるなら、その問題を解決されたら大きな喜びを感じることができます。

 

自分がどんな問題を解決できたら大きな喜びを感じることができるのかどうかは、自分の原体験に隠されているはずです。つまり、自己分析をしないといけません。

 

まず、

  • 過去たくさん悩んできたこと
  • 現在の最大の悩み、苦痛
  • 未来こうなりたくない、こうなって欲しいと思うこと

という思いを見つけていきます。

一人なら紙に書き出し、できるなら誰かに話しましょう。

 

そして、あなたと同じ悩みを持っている人は他にたくさんいます。他の人に対してその悩みを解決したいと思ったとき、それは人生かけてやりたい「貢献」です。原体験から来るからこそ、人生かけて貢献したいと思うことができます。

これから貢献の手がかりを見つけるために、以下の質問に答えてみましょう。

貢献の質問項目

  1. 人生で不満や怒りを感じた体験(もしくは世の中のこと)は何ですか?
  2. なぜ不満や怒りを感じましたか?
  3. 克服してきた悩みやコンプレックスはなんですか?
  4. これから解決したい悩みやコンプレックスは何か?
  5. どんな貢献ができたらやりがいを感じますか?

 

そして、人生の目的となる「貢献」は、いつもアップデートしていかないといけません。

これから先、大変なこと、辛いこと、できることが増えていけば、当然もっと解決したい問題が出てくるはずです。そして、「もっとこんなことを与えられる人になりたい」という思いが自然と出てくるはずです。

 

大切なことは、たとえ最初に「これだ!」という人生の目的を見つけるまでに至らなかったとしても、仮の目的を設定し、多くの経験をしながら目的をアップデートしていくことです。

人生の目的をいつもアップデートしていく思考を身についたとき、自立したと言えます。

自分で人生の目的を描けるようになれば、自分に新たな価値観が入ってきたとき、さらに大きな目的を思い描けるようになります。

 

結局、自分自身がその目的を持って生活をしてみてこそ、その人生が幸せなのかどうか実感することができます。

自分の人生の目的をアップデートするためには、2点やらなければいけないことがあります。

  1. いつもどんな人生が幸せなのかを考え続けること
  2. 過去、幸せについて考えて生きてきた人達の考え方を学びながら取り入れていくこと

 

私が一番大きな学びを得た「聖書」は、3800億冊という圧倒的に世界から読まれる本となっています。それだけのベストセラーになっているのも、世界中の人が「幸せとは何か」を追い求めている現れなのではないでしょうか。

ポイント

  • 人生の目的は、「貢献」から考える。そして、「より相手が幸せに感じ、自分がやりがいを実感できること」を原体験から探す
  • 人生の目的はいつも考え、アップデートしていかないといけない。

最後に:私が人生かけてやりたい貢献とは

 

私が人生かけてやりたいこと、それは「幸せに生きる社会を作ること」です。私は、今までたくさんの挫折を経験しました。小学生のときはいじめを受け、建築はいくらやっても面白くなくて、病気で大学院を中退、内定も取り消されて、人生に絶望していました。

そして、幸せに生きるためには「強さ」が必要であることに気づかされました。自分が勇気ある一歩を踏み出すようになってから、プログラミングに触れてエンジニアになりました。 さらに、1000人以上のキャリア相談を行って、多くの人の悩みに真摯に向き合ってきました。

 

2021年11月現在、起業して「キャリア面談+職業体験」のサービスを作ろうとしています。この事業をやろうと思ったのも、「やってみてこそ自分の適職がわかる」という教訓が私の原体験にあります。そして、幸せに生きるために新しい選択をしようとする方の後押しができたらと思っています。

もし、これからどんな仕事をしようか悩んでいる人に、「まずはやってみて確かめる」という場を与えられたら。そう思って始めようと思った事業です。サービスができたらお知らせします!

 

もし、今絶賛キャリアに悩んでいる方がいましたら、初回無料相談を実施中です。ぜひやべっち(@yabecchi312)までDMください。

あなたの勇気ある一歩を応援しております!

 

「天職」の見つけ方がわかる