28歳までずっと進路に悩んで、「天職」を探してきました。
ネットで「天職とは」と調べると、「天から授けられたつとめ」とあります。
自分の個性がわからず、進路に悩み続けると、以下のような問題を経験している方も多いはずです。
- 進路に悩むのが辛いから、YouTubeやゲームで現実逃避をする
- 月曜になるのが辛くなる
- 転職したいけど、やりたいことが見つからないから決心できない
- どんなに仕事を頑張っても、なかなか成果がでなくて他の人と比較をしてしまう
仕事は、人生50年以上の時間を捧げないといけません。
仕事の時間が心から楽しく、やりがいを感じながら生きた方が絶対に幸せです。仕事の時間にやりがいを感じることができなければ、どれほど辛いでしょうか。
「どうやったら天職見つけられるのか」
私は一緒に起業する仲間とたくさん時間を投資して研究しました。
もちろん、進路に悩んでいる方に研究したノウハウを試して、効果を実感することができました。
今回は、その天職の見つけ方、そしてそもそも天職とは何なのかをわかりやすく解説します!
また、記事を書くにあたって以下2冊の有名な本も参考にさせていただいてます。
この2冊プラス、今までのキャリアコーチングの経験や自分の師となる方から教えてもらったことを合わせて、整理しまとめた内容です。
参考文献:
- 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド [ 八木 仁平 ]
- 「向いてる仕事」を見つけよう 「人の役に立つ12の資質」から自分の強みがわかる [ トム・ラス ]
Contents
【天職とは何か】やりたいことから仕事を探すと失敗する理由
まず、現状就活をしている方、転職活動をしている多くの方が失敗していることは、「やりたいこと」から仕事を探していることです。
なぜ、やりたいことから仕事を探すと失敗するのか。
それは、
やりたいこと=趣味
であり、「仕事」ではないことがほとんどだからです。
そもそも仕事とは、「悩んでいるお客様に対して、自分がその問題を解決することであり、その対価としてお金をもらうことです。」
マクドナルドのバイトは、自分の時間を使ってハンバーガーをお客様に提供することでお金をもらい、
お医者さんは、高い専門的な知識を使って治療をするので、高い給料をもらうことができます。
つまり、「誰にどう貢献したいか」を考えないと、いくらやりたいことを考えても「天職」にはならないということです。
さらに、仕事をすることの対価は、時代によってもらえる対価が変わります。
今なら、ITエンジニアが不足しているので、ITエンジニアの給料が高くなりますが、もしこれからITエンジニアの不足が解消されてきたら、ITエンジニアの給料は安くなるはずです。
自分のスキルや職種は、時代に従って、時代に合うように開発してこそ、その時代に貴重に使われるようになります。
私の場合は、28歳までフリーターだったのに、プログラミングを学習したことで一気にキャリアを飛躍させることができました。(詳しくはプロフィールを)
ここで抑えておかなければいけないポイントは2つです。
- 天職を見つけるためには、やりたいことを考えるだけでなく、どう貢献したいかを考える
- 自分のスキルや職種は、時代に従って、時代に合うように開発してこそ、その時代に貴重に使われるようになる
ただし、やりたいことを考えるなという話をしているわけではありません。
やりたいことだけを考えるだけでは不十分であり、そこに「貢献」をかけ合わせてこそ、本当の天職となり得るということです。
そこで、天職とは以下の3つの軸が重なった部分を「天職」と定義します。
- 得意(HOW)・・・才能、強み
- 好き(WHAT)・・・興味、関心
- 貢献(WHY)・・・やりがい、意義、ビジョン
さらに、それぞれ2つが重なったとき、以下のようになります。
- 「好き」☓「得意」・・・趣味(やりたいこと)
- 「好き」☓「貢献」・・・二流の仕事(仕事の成果が出にくい)
- 「得意」☓「貢献」・・・労働(仕事の成果は出ても情熱を持てない)
「好き」☓「得意」☓「貢献」となったとき、天職となり、一流の仕事ができるようになります。
私を事例にして、それぞれ具体的に解説をします。また、自分の特性を把握するための質問項目も用意しています。
ぜひ、自分の天職を見つける手がかりにしてください!
得意(How)
得意とは、自分の才能や強みです。そのことを行うことは一切辛いと思わず、他の人が難しいと思うことも簡単に行うことができます。
私の場合は、
- 教えること
- 抽象化してものごとを捉えること
- 相手を尊重して、その人に合わせて接し方を変えること
などがあります。
これらは、生まれ持ったものもあれば、社会人になってから開発される才能もあります。
好き(What)
好きとは、興味・関心があるものです。そのことをやったら夢中になれるもの、情熱を持って行える分野のことです。
私の場合は
- ゲーム
- マーケティング
- 経営
- デザインやアート
- ストーリー(映画や舞台)
好きは、興味関心があるものならたくさん洗い出すことができます。
貢献(Why)
貢献とは、人生をかけて仕事を通して成し遂げたいビジョンです。
貢献することは、誰かのある問題に取り組むことに「やりがい」や「意義」を感じます。自分の体験したことの中で不満や怒りを感じてきたことは、自身がやりがいを持って貢献したいことにつながりやすいです。
私の場合は
- 大学の授業があまりにも社会で生かされなかったこと
という問題を解決することに、やりがいや意義を感じます。
だからこそ、今まで教育業界に身をおいて、教育や人のモチベーションを維持するための仕組みについてたくさん仕事で研究をしてきました。
そしていつかは大学を作りたいと本気で思っているし、今はそのための必要な過程を過ごしています。
「好き」☓「得意」・・・趣味
「好き」と「得意」だけで仕事を選ぶことは、やりたいこと、つまり「趣味」にしかなりません。
「好きなことで生きていく」と言われている時代ですが、ほとんどは、「貢献」の部分が足りなくて趣味にしかなりません。
たとえ「好き」で情熱を持ってできるもの、「得意」で辛くなくできることであったとしても、誰かの問題を解決することにつながる仕事にしなければ、お金で困るようになります。
「好き」☓「貢献」・・・二流の仕事
「得意」でもないのに、「好き」と「貢献」から仕事を選ぶと、それは「二流の仕事」にしかなりません。
たしかに好きで情熱を持ってできるし、貢献する思いでやりがいを持って仕事をすることができます。
しかし、「得意」ではないから、一流の仕事ができるようになるためには、他の人の何倍も努力が必要になります。
「得意」☓「貢献」・・・労働
「好き」でもないのに、「得意」と「貢献」から仕事を選ぶと、それは「労働」にしかなりません。
得意な仕事でしっかり価値を発揮できるから、それなりに仕事として活躍することはできます。
しかし、「労働」で仕事をする人はお金がモチベーションになりやすく、好きで情熱を持って仕事をできる人には叶いません。
情熱を持てないからこそ、他のところに喜びを見出そうとするようになります。
今の時代、より多くの仕事が選択できるようになりました。そして、よっぽどなことがない限り食べることに困ることもなくなってきました。
だからこそ、自分の時間はどこに投資をすれば、
「貢献」というやりがいを感じ、
「好き」という情熱を持てる場所を見つけ、
「得意」という才能を発揮できるのか。
天職を見つけることは、「一流の仕事」ができるようになるために、とても重要なことです。
そして、それは誰もが必ず探せば見つけることができます。
また、社会に対してたくさん価値を発揮するためには、時代に合わせた職種につき、スキルを開発していかないといけません。
いつも自分の「貢献」、「好き」、「得意」を把握して、時代とともに職種を変えていかないといけないということです。
- 得意(HOW)・・・才能、強み
- 好き(WHAT)・・・興味、関心
- 貢献(WHY)・・・やりがい、意義、ビジョン
- 「好き」☓「得意」・・・趣味(やりたいこと)
- 「好き」☓「貢献」・・・二流の仕事(仕事の成果が出にくい)
- 「得意」☓「貢献」・・・労働(仕事の成果は出ても情熱を持てない)
これらを把握し、時代と共に、時代に求められている職種やスキルを変えていかないといけない!
天職を見つけるまでの4つのステップ
さて、ここまでで天職の定義と、天職を見つける必要性について話してきました。
あとは、天職を見つけることです。
しかし、「天職を本当に見つけられるのか」というのが大きな問題です。
これからご紹介するやり方は、実際に進路に悩んでいる学生や社会人に対して行った方法です。今のところ、真剣に向き合ってくれた学生や社会人には天職を見つける手がかりになり、私も手応えを感じてる方法です。
やり方は、以下の4つのステップを踏んで、自己分析を行うことです。
- 3つを軸にした自己分析
- 業界分析
- 職種分析
- 企業分析
それぞれ独自のやり方を入れて一番良い分析方法をご紹介します。
自己分析は3つの軸で考えると天職がわかる
自己分析は、天職を見つけるために一番重要なステップです。
ここでの目標は、いきなりゴールにたどり着くのではなく、仮説を見つけることです。
そして、一番優先順位の高いものが、「貢献」です。
なぜなら、貢献は人生のビジョンであり、なんのためにやるのかを明確にしない限り、仕事をしてもやりがいを感じることができないからです。
そのため、以下の順で質問に答えていきましょう。
- 貢献
- 得意
- 好き
優先順位の高い順に回答していきます。
では、紙とペンを用意して、以下の質問に回答しましょう。
1. 貢献(Why)-やる意義に関する質問
- 人生で不満や怒りを感じた体験(もしくは世の中のこと)は何ですか?
- なぜ不満や怒りを感じましたか?
- 克服してきた悩みやコンプレックスはなんですか?
- これから解決したい悩みやコンプレックスは何か?
- どんな貢献ができたらやりがいを感じますか?
貢献は、一番洗い出すのが難しいものです。自分の過去を思い返しながら、仮でもいいので、質問の回答を紙に書き出してみましょう。
また、貢献の回答の中にも、「好き」や「得意」に入ってしまうものがあります。
「誰かの問題を解決する」という内容なら、「貢献」に当たります。
ここで重要なことは、「どんなことに自分が取り組んだらやりがいを感じるのか」を考えることです。それが、人生をかけて成し遂げたいビジョンにつながりうる可能性があります。
私の場合は、
Q1:人生で不満や怒りを感じた体験(もしくは世の中のこと)は何ですか?
- 学生時代:いじめを受けたこと、尊敬できる先生に出会えなかったこと
- 社会人時代:大学を始めとした教育がつまらないこと
Q2:なぜ不満や怒りを感じましたか?
- 学生時代:いじめする行為が理解できないから
- 社会人時代:たくさん学費を払っているのに、勉強が面白くなく、社会であまり役に立たなかった
Q3:今まで克服してきた悩みやコンプレックスは何ですか?
- 学生時代:人前で話すこと
- 社会人時代:自分に向いている仕事を見つけること、市場価値が低かったこと。
Q4:これから解決したい悩みやコンプレックスは何か?
- 人の個性を活かし、輝いて働く人を増やすこと
Q5:どんな貢献ができたらやりがいを感じますか?
- 自分が関わる人みんなが幸せに生きていること
おそらく、質問内容が難しくて悩んでしまう方も多いかと思います。
ここでは、「考えること」が重要です。まずは仮でも大丈夫なので、過去を振り返りながら自分なりの答えを出しましょう。この後に質問や分析を通して、「貢献」の内容をよりアップデートし、答えをだせるようになるので安心してください。
2. 得意(How)に関する質問
- 強気になれ、自信を持って行えることは何ですか?
- 辛くなく、笑顔(喜び)でできることは何ですか?
- 他の人にとって難しく感じることで簡単にできることは何ですか?
- 違った方法が思いついて、工夫して行えることは何ですか?
- 人よりよく気づけることは何ですか?
最初に「得意」の質問からやることをおすすめします。
私は、学生時代と社会人になってからのそれぞれの回答を書き出しています。
Q1:強気になれ、自信を持って行えることは何ですか?
- 学生時代:計算をする(数学)、何かを始めること
- 社会人時代:教えること(新入社員研修)、計画を立てること、マネジメント、人前に立ってプレゼン
Q2:辛くなく、笑顔(喜び)でできることは何ですか?
- 学生時代:テレビゲームやボードゲーム。数学を解く。謎解きをする
- 社会人時代:データと向き合って分析をする、教えること、人が幸せになることを考えること
Q3:他の人にとって難しく感じることで簡単にできることは何ですか?
- 学生時代:数学の計算、謎解き、面白い企画を考えること、人から教えてもらったことをそのまま実践すること(真似すること)
- 社会人時代:データと向き合って分析をする、教えること、人が幸せになることを考えること
Q4:違った方法が思いついて、工夫して行えることは何ですか?
- 学生時代:ももてつやボードゲーム。周りの人がやっていない新しいことに飛び込めること
- 社会人時代:相手に合わせて接し方を変えること
Q5:人よりよく気づけることは何ですか?
- 学生時代:ももてつやボードゲーム。人の感情(特にマイナスな感情は敏感に捉える)
- 社会人時代:ものごとの仕組み、なぜその人がそういう行動をするのか理解する
3. 好き(What)に関する質問
- お金を払ってでも学んでみたい分野、もしくは、これまでお金を使ってきたことは何ですか?
- 本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか?
- 学生のときに面白かった授業は何ですか?
- どんなことを考えるとワクワクしますか?
- 今までどんなことに時間をかけてきたか?
やっていく中で、「これって得意な方じゃない?」と感じる回答もあると思います。
例えば自分の場合、テレビゲームやボードゲームなんかがそうです。
もし、得意なのか好きなのかに迷ったら、動詞(得意)なのか、名詞(好き)なのかで判断するようにしましょう。
また、回答の中にもし、「誰かの問題を解決したいもの」があったら、それは「貢献」です。
まずは、意識することなく回答をしましょう。この後自分の回答を見直して、「得意」に入るのか、「貢献」に入るのかを仕分ける作業をやります。
私の場合は、
Q1:お金を払ってでも学んでみたい分野、もしくは、これまでお金を使ってきたことは何ですか?
- 学生時代:ゲーム、起業する方法、経営学
- 社会人時代:データサイエンス、プログラミング、マーケティング、デザイン、ブログ、経営学、マネジメント、組織論
Q2:本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか?
- 学生時代:自己啓発、ビジネス書、推理小説
- 社会人時代:マーケティング、文章術、デザイン、技術書
Q3:学生のときに面白かった授業は何か?
- 数学
Q4:今までたくさん時間を投資してきたものは何か?
- 学生時代:テレビゲーム。周りの人がやっていない新しいことに飛び込めること
- 社会人時代:相手に合わせて接し方を変えること
Q5:今までどんなことに時間をかけてきたか?
- 学生時代:テレビゲーム、宝探しイベントのバイト
- 社会人時代:ブログを書くこと
質問に答えたら、回答の仕分け作業をしよう!
ここまで見て、「得意」で答えたものが、「好き」に該当するものがいくつかあります。
私の場合は、「数学」や「テレビゲーム」などです。
名詞なら「好き」、動詞なら「得意」で分ければ大丈夫です。
数学やテレビゲームは、名詞なので「好き」です。ここに、「どんな能力が必要か?」という質問をしてみましょう。
すると、「問題を解くこと」「ゲームを攻略すること」といった「得意」に当たる答えがでてきます。
もっと分析を進めて、問題を解くことやゲームを攻略することには、「どんな能力が必要なのか」を考えてみます。例えば、「情報を収集する力」や「論理的にものごとを考える力」などがあるかもしれません。
このように「How(どんな能力が必要か)」を繰り返すと、より自分の得意を見極めることができるようになります。
また、「得意」「好き」の中にも、「貢献」に該当する回答もあります。
もし、「誰かの問題を解決する」内容であるなら、「貢献」に仕分けましょう。
- 貢献・・・誰かの問題や悩みを解決すること。 成し遂げたいビジョンや、やりがいを感じること
- 得意・・・動詞
- 好き・・・名詞
- 好きの中にも、「どんな能力が必要か」を繰り返し質問すると、「得意」が出てくる
3つを軸に自分の「得意」「好き」「貢献」の仮説を立てる
さて、ここまである程度自分の「得意」「好き」「貢献」が何かを仮説立てることができます。
あまり見えてこないと思う方は、焦る必要はありません。
特に難しい「貢献」を出すことは、世の中や社会のことを考え、体験してこないと作りだすことが難しいです。
このあとの、業界分析や職種分析、企業分析は、より精度高く「得意」「好き」「貢献」を洗い出せるようになります。
結局自分で考えるだけでは不十分です。
自分のことをより知るためには、他のことに目を向けてこそ、その姿を通して、より自分のことを理解することができます。
海外に行ってみて始めて、日本という国がきれいな国であるという特徴を捉えることができるように。
他の業界、職種、企業を通して自分のことをより知ることができるので、安心してください。
業界分析は「好き」を見つけるための自己分析
ここまで、自己分析をしたらだいぶ脳も疲れてくると思います。
ここで一息いれて、続いて業界分析に入りましょう。
業界分析は、「好き」をさらに特定するための自己分析と捉えてください。
まずは、「業界地図」を購入するのが必須です。
そして、業界地図をめくりながら、以下の3つの作業を行います。
- 「気になる、ワクワクする、興味がある」業界に付箋を張っていく
- 洗い出した業界それぞれに「なぜ気になったのか?」をすべて書き出す
- 書き出した中に、「得意」にあたるものや「貢献」に当たりそうなものは仕分けする
面白いことに、やってみると気になった業界に対して「なぜ」を問いかけると、「貢献」の部分が見えてくることがあります。
なんとかしたいという心のうちが、興味のある業界に現れるからです。
もし一人で大変と感じる方は、だれか一緒に仲間を作ってやると作業がはかどります
職種分析は自分の「得意」とつなげる作業
さて、続いて職種分析を行います。
職種分析は、自分の「得意」と職種に必要な「スキルセット」をつなげる作業です。
ちなみに大前提として理解しておくべきことは、職種は時代とともに変化することです。
職種によっては、今の時代により必要とされているものもあります。こういった職種は、給料が高いです。
そのため、職種は時代とともに本人の「得意」に合わせて変えていかないといけません。
最初に、「プログラマー」という職種を選んだ人も、歳を重ねたら「マネジメント」や「コンサル」という職種へと移り変わる必要も出てきます。なぜなら、市場がそちらの方をより求めているからです。
職種は、できる限り今の時代に必要とされていると思う職種を選ぶのがポイントです。
職種分析は、以下の情報を利用すれば十分です。
さて、職種分析は以下2つの作業を行います。
- 自分の得意に合いそうな職種や、辛くなくできそうと思える職種をすべてチェックする
- どんな自分の得意が活かせそうかを紙に書き出す
企業分析は自分の「貢献」に合う企業を見つけること
さて、ここまでの分析ができたら、あとは自分の好きな業界、得意な職種から調べて、企業説明会にひたすら足を運ぶだけです。とはいってもここまで絞っても、まだ膨大な企業が存在します。
そこで、企業が成し遂げたい「ビジョン」をネットで調べましょう。
その「ビジョン」と自身の「貢献」に重なるものがあるもの、または「ビジョン」に大きく共感できるものがあれば、その企業説明会に行く価値があります。
自分の「貢献」がつながるかどうかを確かめることが、企業説明会に行く意義です。
もし説明会に行って、その企業がやっていることに大きな「意義」を感じたら、自身の「貢献」をさらにアップデートされることがあります。
そうしながら、少しずつ天職を見つける作業をしていきましょう。
本当に向いている仕事かどうかは自己分析だけでは不十分。やってみないとわからない
さて、ここまでで自己分析や足を運んで人の話を聞くことは、あくまで「考える」という作業を通して仮説を立てたにすぎません。
実際に、その仕事をしてみると「思っていたのと違った」となる可能性もあります。
だからこそ、「実際にその仕事を体験する」ということがどうしても必要になります。
実際に転職をしてからその職種をやってみるのは、リスクがあります。
そこで、もっと気軽に仕事体験ができる、「職業体験サービス」を作りました。
やってみたときに初めて、人の話を聞くよりも何倍も実感することができ、知ることができます。
「あそこの焼肉屋は本当に美味しい!」と教えてもらうよりも、
「自分でその焼肉屋に行って食べてみる」ことが、最も実感できる方法です。
インターンをやる意義は、まさに自分が向いていると思われる仕事をやってみることに価値があります。
そのことをわからずに、「とりあえず30個以上インターンを受けてみる!」といった「行い」だけで、「考え」なしにやるのは本当に時間の無駄です。
もし、自分が向いていると思われる仕事をやってみたとき、辛くなくやることができ、しかも成果を出すことができるなら、それはまさに「天職」と言えるでしょう。
さいごに:自己分析で困っている方はぜひご連絡ください
最後まで読んでくださった方は、自分自身と向き合っている勇気ある方だと思います。また自分の進路や人生に向き合っている素晴らしい方です。
ここまでの作業内容をまとめます。
- 強気になれ、自信を持って行えることは何ですか?
- 辛くなく、笑顔(喜び)でできることは何ですか?
- 他の人にとって難しく感じることで簡単にできることは何ですか?
- 違った方法が思いついて、工夫して行えることは何ですか?
- 人よりよく気づけることは何ですか?
- お金を払ってでも学んでみたい分野、もしくは、これまでお金を使ってきたことは何ですか?
- 本棚にはどんなジャンルの本が眠っていますか?
- 学生のときに面白かった授業は何ですか?
- どんなことを考えるとワクワクしますか?
- 人生で不満や怒りを感じた体験(もしくは世の中のこと)は何ですか?
- なぜ不満や怒りを感じましたか?
- 克服してきた悩みやコンプレックスはなんですか?
- これから解決したい悩みやコンプレックスは何か?
- どんな貢献ができたらやりがいを感じますか?
業界分析→業界地図を使って気になるところをチェック。それぞれなぜ気になったのか書き出す
職種分析→自分の得意とつなげて気になる職種をチェック。
企業分析→会社のビジョンと自分の貢献とつながるのかチェック。
ここまで、全て一人でやろうとすると結構大変です。
私も誰かに話を聞いてもらえる人がいなければ、できませんでした。
もし、一人で大変と思う方は、壁打ちをしてくれる人を探しましょう。
また、私は今まで1000人以上キャリアコーチングをしているので、より精度高く相談に乗れます。
悩んでいる方は、ぜひTwitterにDMをください!
天職を見つけ、一流の仕事をできる人が一人でも多く増えることを心から願っています!