今回は、仕事効率化するプログラミングは「GAS」が最強である理由というテーマでお話しします。
今社会人でプログラミングを学んだ方が良いのかなと悩んでいる人は増えています。
そして、仕事をしながら単純作業をしていたら、「これってプログラミングで自動化できたりしないのかな?」とか「そもそもプログラミングでどう自動化できるのか発想すら思いつかない」という人は多いはずです。
プログラミングといえばアプリ開発をイメージしがちですが、そもそもアプリ開発をしたいと考えている社会人って思ったより多くないです。
今回お話しするのは、アプリ開発ではなくて、プログラミングを使って業務を自動化するにはという話です。当たり前ですが、アプリ開発はエンジニアの仕事です。
社会人が評価を受けるのは、アプリ開発よりも業務を自動化して仕事を減らせる人です。
仕事が減れば、もっと大きな仕事をすることができるようになります。
そのためにGoogle App Script、つまりGAS(ギャス)を学ぶと最速で学ぶことができるんです。
業務自動化できるGoogleAppScript(GAS)の特徴とは
GASについて簡単に説明すると、よく仕事でExcelを使う場面はありますが、ネット上で使えるExcel的な機能を持ったGoogleが提供しているスプレッドシートというものがあります。
Excelにもマクロと言って、プログラミングを書いてExcelの作業を自動化することができます。
これと同じように、スプレッドシートにも自動化するプログラミング言語として、Google App Script(GAS)が存在します。
言語自体は、JavaScriptがもとになっています。
無料でできるし、環境構築もいらない。さらに、他サービスが提供するAPIというものを利用すれば、GmailやGoogleドキュメントなどはもちろん、TwitterやSlackやYouTubeといったものと連携し、発想次第で様々な業務効率化を実現することが可能です。
具体例をあげるなら、Twitterの投稿を全てスプレッドシートに書き出して自動投稿をするとか、YouTubeのデータをスプレッドシートにまとめるといったことも割と簡単にできます。
そこまではしなかったとしても、社会人ならスプレッドシートを使った作業で、10回以上毎回同じ作業を繰り返すならプログラミング書いて自動化させちゃった方が圧倒的に楽ですよね。
GASの特徴を改めてまとめて話すと
- Googleが提供しているプログラミング言語で業務の自動化ができる
- 環境構築なしでしかも無料で誰でも使うことができる
- 他のサービスと連携することができる
GASの習得難易度はすごく簡単
よくプログラミングを学ぶ最初のステップとして、HTML/CSSを学ぶことが多いです。
実際にプログラムを書くことで、画面にホームページを作れるようになるのは体験として楽しいです。
しかし、HTML/CSSをすぐに仕事で使う人は多くないですよね。
一番良いのは、すぐに自分の仕事に役立つプログラミングを学んで書くことができたら、最高の成功体験です。
アプリ開発がしたい、エンジニアになりたいという目的なら勉強すべきことが多くて大変です。しかし、業務を効率化させるためにプログラミングを学びたい!という目的ならそこまで学ぶべきことは多くないです。
プログラミングだけで言うなら、
- 順次、分岐、繰り返し処理を使えること
- 変数と配列がわかること
- クラスとインスタンス化がわかること
- 調べれば道具(メソッドやAPI)の使い方がわかる状態になること
これらは、50時間くらい勉強すればいけます。
毎週10時間強、勉強すれば1ヶ月で十分習得できるということです。
GASは業務効率化するための学習言語として最強
なぜ、JavaやPHP、Rubyといった言語をではなく、GASをおすすめするのか。
それは先ほどから繰り返し話している、アプリ開発ではなく、業務効率化できるようになるために最短効率で学ぶのに適しているからです。
業務効率化するためのプログラミングが書けるようになるには、プログラム的思考を身に着けることがとても重要です。
プログラム的思考を身に着けるために、たくさんのプログラムに出会って自分で実際にコードを書いてみることが成功の近道です。
しかし、今のアプリ開発には、便利な動画がたくさん増えたため、道具の使い方を覚えることが多くて、プログラム的思考が必要な場面が少なくなってきました。
業務効率化をしたい社会人にとっては、道具の使い方を覚えてもエンジニアの気持ちが理解できるくらいにしか役に立たないです。
業務効率化をしたいなら、とにかくプログラム的思考、つまり論理的思考力を鍛えることに注力した方が良いです。
そのための手段として、GASは最短で身につけやすいといえます。
無料だし、環境構築なしですぐに書けるし、すぐに動かせる。
自分が自動化したいと思ったことを自分の手でプログラムを書いた経験、これに勝る成功体験はなかなかないし、まさにプログラミングの面白さと言えます。
最後に:GASを学習する方法
GASをもし学びたいなら、私自身もブログでGASのコードを実践的に書いているだけでなく、実際に教えている動画も公開しています。
もし勉強するなら、参考にしてください。
ドットインストールにも有料版ならGASの教材が公開されています。「GoogleAppsScript完全入門」という書籍もおすすめです。
また、GASの習得ができたら、もし他の言語に興味を持ったとしても簡単に習得できるようになるはずです。
プログラミング言語はあくまで言語が違うだけで、考え方は全く同じですから。
ぜひこれから教養として、また業務効率化をするためにプログラミングを学びたいという方は、ぜひGASに興味を持ってみてはいかがでしょうか。